OPERATOR'S NOTE
合わない婚活に、人生の時間を渡し続けない
婚活が進まない原因は、自分ではなく方法との相性かもしれません。公的な婚活支援の実績も踏まえ、30日ごとに進め方を見直す考え方を整理します。
婚活がうまくいかないとき、多くの人は自分に原因を探します。
年齢のせいかもしれない。条件が高いのかもしれない。会話が下手なのかもしれない。もっと前向きに、もっと積極的に、もっと我慢しなければならない。
けれども、本人ではなく、いま使っている方法が合っていないだけのことがあります。
自分のペースで相手を探したい人に、細かな面談や助言が続けば疲れます。反対に、一人で条件を整理するのが苦手な人が、アプリで判断を重ね続ければ迷います。
方法との相性を、自分の価値の問題にしないことです。
出会いが増えることと、人生が決まることは別
自治体も、さまざまな婚活支援を行っています。
埼玉県の公的な結婚支援サービス「恋たま」は、2025年1月末時点で登録者数が2万2,054人、成婚退会したカップルが累計562組と公表しています。本人確認を行い、AIによる紹介やイベントなど、出会いの入口を仕組みとして用意しています。
愛媛県の2024年度の結婚支援事業では、123回のイベントに2,207人が参加し、799組のカップルが成立しました。一方、同年度に把握された成婚報告は85組です。
この二つは制度も数え方も異なるため、単純比較はできません。ただ、出会いの機会、カップル成立、結婚は、それぞれ別の段階だと分かります。
仕組みは入口を増やせます。しかし、誰と、どのように生きるかまでは決めてくれません。
続けることが、いつも正解とは限らない
努力は大切です。ただ、同じ方法を長く続けることと、前に進むことは同じではありません。
たとえばアプリなら、登録後の30日で次の流れを見ます。
- 自分から無理なく探せているか
- やり取りが負担になりすぎていないか
- 実際に会いたいと思える人がいるか
- 会ったあと、自分の感覚を言葉にできているか
結婚相談所なら、別の観点が必要です。
- 初回のヒアリングで話しやすかったか
- 条件を一方的に決められていないか
- 紹介の理由に納得できるか
- 断ったときにも、自分の判断を尊重してもらえるか
数字が少ないから失敗、多いから成功ではありません。大切なのは、その方法を使うことで、自分の考えが少しずつ明確になっているかどうかです。
30日ごとに、方法を見直す
私は、婚活方法を永続契約のように考えない方がよいと思っています。
まず30日試す。その後、次の三つを確認します。
- この方法で、自分の時間は大切に扱われているか
- 判断材料が増えたか、それとも迷いだけが増えたか
- 続けたいのか、方法を変えたいのか
合わなければ、やめてもいい。アプリから相談所へ移ってもいい。相談所からアプリへ戻ってもいい。いったん婚活そのものを休んでもいい。
それは逃げではありません。自分の時間を守るための再設計です。
婚活で失ってはいけないのは、機会だけではありません。合わない方法を続けるうちに、自分には価値がないと思い込んでしまうことです。
方法は変えられます。あなたの価値を、方法の成績表に渡す必要はありません。
参考:
アプリ向きか、相談しながら進める方が合うのかを整理したい場合は、婚活旅タイプ診断を利用できます。